ネクラ少女は黒魔法で恋をする 熊谷雅人ISBN:4840114897
OK! 大好きですわ、このラノベ。
まぁ話のオチのつけ方とか、演劇部のキャラの生かし方とかもうちょいって思うところもあるけど、主人公の空口真帆の毒舌小心者っぷりがツボだったし、思考パターンのネガティブさ加減が他人事とは思えなかったよ。
地の文が女の子の主人公の一人称で進むわけですが、主人公が主人公なので女の子っぽくなく、毒舌といっても実際に何かされて、そのことに対する恨みを語ってる訳じゃなく、自分の妄想に対してリアクションしてるだけなので、あんまり鬱々とせず、楽しく読めたのがよかった。
自分は話の内容よりも地の文の語り口が面白い、というか波長に合う本が好きな所があって、熊谷さんとは波長は合った気がする。なので次があるならそれも読みますよ。
えろぼーん 武礼堂(成人向け)
「バカヤロー! ここでみんな死んじまったら……」
「誰が部屋のエロ本を処分するんだよ!」
熱い!熱すぎる話だぜ。
…いや、実際かなり面白かったですよ。HP見てもらえれば分かりますが、吉崎観音さんっぽい絵柄で話の方もバカSFなので、吉崎さんの作風が色々と好きな人なら楽しめるんじゃないかと。基本的にコメディでテンポよく進んでいくし、ラスト付近はギャグを入れながらもけっこう熱血するのもポイントが高かったです。あとは女の子がみんなしてドジってとこも。
やはり話の中心にエロとバカがあるエロゲっていうのは素晴らしいですな。