天国に涙はいらない10  佐藤ケイ

このシリーズの売りの一つにロリコン織天使アブデルのヲタトークがあります。今回はアブデル、いやアブデル師匠はかなり飛ばしてまして、その一部を紹介させてください。
まず師匠はしょっぱなから飛ばしてます。主人公の賀茂が勉強してる隣でアニメのDVDを大音量で鑑賞してます、なんのアニメを観ているかといえば、

「ん?『使徒ター・プリンセス〜イエスさま大好き〜』のDVDだが?」

まあ序盤ですからとても分かりやすいですね。で、アニメの内容はというと、

「ある日突然、あなた十二人もの使徒が出来たらどうしますか?それも……とびっきり素直でとびっきり愛らしくてとびっきりの寂しがりや。その上……彼女たちはみんなみんな、とびっきりイエスさまのことが大好きなんだぞっっ!!」

とのことです。このあと聖書を歪曲したエピソードを紹介してれますが割愛、もしくは割礼。
次に悪魔っ子のたまが自分の犯した罪の償いのために自分の魔力を使いたい、そのための特訓をしたいと言い、師匠と賀茂がその先生になるという所で、

「よぉし!ではこの俺がせんせいさんになって、あれもこれも教えてやるとするかぁ!すごい秘密や言えない事も全部なぁ!はっはっはっ」

……瓶詰妖精かよっ、というかななみとことみの教えてA・B・Cとか思い出したよ。いや、どっちもやったこと無いけど…
で、最後に今回一番の問題発言を、
801と妹萌えでは妹萌えの方が最期の恋愛のフロンティアだという話で、師匠の先走りしすぎの発言、

「だが俺は!本当の妹とえっちしたいんだ!孕ませたいんだよ!そうして二人で幸せな家庭を築きたいんだっっ!分かるかっ!この馬鹿野郎!」

……孕ませたいって…この勢いがあれば耕四郎さんも悩まずにすんだのにねっ!まあ攻略できない妹が一番攻略したくなるのは世の常ですが。
ということでヲタトークも満載ですが、今回は久しぶりにたまがメインの話ということで、罪の償いがテーマのちょっといい話になってます。終盤のたまの姿には心打たれるものがありましたよ。