半分の月がのぼる空6巻 橋本紡ISBN:4840233063

アニメ放送中だし一応
物語が終わったあとの後日談で、作者もあとがきで書いちゃってますが、まぁ蛇足と言っていい内容。ただ前巻で里香との現実を生きて行くって話にしたので、この話があって良かったんじゃないかとは思います。
あと読んでてどうしても気になったんですが、田舎=負け、未来が無い、都会から負けて帰ってくる、可能性を捨ててすむ場所。ってイメージが頻発するので、まぁそーなんだが、とは思いつつもいい気分にはなりませんわな。ここで
どこに住むかじゃない、自分がどうなりたいかが重要なんだ。
とか言えればいいんでしょうが、そこまで自分は地方暮しに自信は無いし。実際東京の方が可能性は広がるんだろうし。
まぁ橋本さんって「曜日シリーズが出せなきゃ作家やめる(意訳)」とか言い出したり、田舎と都会にやたらとこだわってたり、スローな生活を指向してそうなわりに難儀そうな人だなぁと。自分もですが。