オオカミさんと七人の仲間たち 沖田雅ISBN:4840235244

「先輩とぼく」の作者さんの新シリーズ。ちなみに「先輩とぼく」のシリーズが打ち切りになった訳ではないようです。相変わらずとぼけた味わいの文章で自分は好きです。
「先輩とぼく」ははじめくんを愛でる話でしたが、今回は大神さんを愛でると良いと思います。というか読めばきっと愛でたいという気持ちになるはずです。はじめくんは素直でいい子の素直の部分が尋常じゃなかったのが良かった訳ですが、大神さんはひねくれてるように見えるけど内面は純情なかわいい子です。自分には分かります。そーいう風に書いてあるので。好意を向けられる事に慣れてなくて、すぐに顔が真っ赤になるとことかね。
単発じゃなく次もあるようなので楽しみですよ。
しかし童話をモチーフにするのが今年のトレンドなんですかね、いやまぁ今年に限らずよくある事っちゃよくある事なんですが。この本は童話の残酷な部分に焦点をあててるわけでは無いので、安心っちゃ安心。乙姫の話とかそれ以外のとこで安心できない部分はあったがな!