リバースエンド after days 橋本紡

あの感動と脱力の最終巻の後の話です。その前にリバースエンドについての雑感を。
この話は主人公の拓己が大切なものを守れない、また守れなかったということを繰り返し書いてあったと思います。具体的に言え1巻の唯を大学生から自分の力では救えなかったところ、大切にしていた捨て猫を保健所送りにされることです。
これに加えて終盤は戦えない=仲間を守れなくなった拓己を色々な大義、理由で追い詰め、押しつぶそうとします。
プレッシャーで押しつぶすことと、大切な仲間を守れないという絶望で最後の戦いにおける拓己の選択にリアリティを出そうとしたのだでしょう。そう思ったので僕は拓己の選択はありかな、と思いました。
最後のメールはやり過ぎ感がありましたが、あのくらいでいいんでしょうね。
で、after daysの感想はこの作者はトラウマ好きだなあと、あと拓己と唯の後日談はよかったです。唯はこのまま成長すれば本当に唯のようになるんじゃないでしょうか、それはそれで拓己にはつらい所もあるんでしょうね。